着物お約束帳■□■着物にまつわるエトセトラ■□■着物ほど、ドレスコードの分かりやすく、はっきりした衣装はないのではないかと思います。その反面、それが分かるようになるまで、こんなにドキドキする衣装もないのでは? だって、身近で見慣れてないですもん。着物はどれをとっても同じ形だし、帯も同じく。全く同じ形の名古屋帯で、礼装用と普段着があるのって、どういうワケ? ってなモンです。 でも、考えてみれば、それは洋服も同じ事。礼装と普段着、スカートはスカート、同じですが、なんとなく素材やデザインで着分けますでしょ。それこそが慣れというヤツです。 着物や帯では、それを「格」と呼び、やっぱり「なんとなくこんな感じ」というので着分けます。種類にも「格」があります。 回 着物 回 ・留袖>訪問着(付下げ)≧江戸三役小紋・色無地≧小紋> 紬 回 紋 回 ・五つ(背中・両胸・両袖背中側)>三つ(背中・両胸)>一つ(背中) ・染め抜き>縫い 回 帯 回 ・丸帯(今はほとんど作られていません) > 袋帯 > 名古屋帯 |